藤村記念館へ


今井節子著「島崎藤村研究」は、ついに本丸である藤村記念館へ、「始まりの刻」始まる物語は、佳境を迎えようとしている。この部屋から節子とともに歩んできた著者は、あの世から私を見てどうにか生きているかと語りかけている。この部屋にある節子の遺影は、私に多くのことを語りかける。そしてついに本丸である藤村記念館までたどり着いた。仏壇にそれを報告する。