国立国会図書館へ


今井節子著「島崎藤村研究」「始まりの刻」「るつぼ」「らせん」は国会図書館へ納めることになった。また母校の山形県立東高等学校図書館へ納めることが決まった。節子は、私の妻であった。私が慶応大学病院で精神疾患の発症の時を綴ったのが「始まりの刻」である。続いて「るつぼ」生前は、この二冊。遺稿集「らせん」題名は、人生の縮図でもある。節子の人生を世に問いたかったのであろう。そしてこの度刊行した「島崎藤村研究」である。若かりし日の藤村研究である。私は、亡き妻に語りかける。「りっぱなじんせいだつたよ。」
「安らかに眠りについてよいよ。」後は私、長男、次男が引き継ぐからね。「本当にご苦労さまでした。」「長く苦しい人生、光を当ててやらねばね」これで今井節子も本望だろう。