京橋メンタルクリニック



タクシーのなかのメイターである。私は、障害者、一割引きである。バカにはできない料金である。しかし私たち精神障害者は、法律で月一度の通院が義務付けられている。私は、三百枚の原稿用紙を書き上げるため二週間ほど遅れた。主治医は薬を飲めという。一週後の受診の確約である。節子よこつちの世の中も不自由である。あっちは、自由か?タクシー行き帰りの世間話が楽しいお客様は、神様である。資本主義、キチガイは、何処まで行っても、あの世の自由はない。夜中に珍客あり。自由な若い女性である。