女子美術大学


近所にある大学である。私は、この大学へ通う大学生の姿しか見ていない。毎朝その姿を見、林商店のベンチで若い学生を追う。何でもない老人と学生のとうりすがりである。ここの大学は、歴史もあり美術歴史残る大学である。私には、その功績が良く分からない。ただ近所にある大学であるだけである。美術に詳しい人にとっては怒られるかも知れぬ。それほど私は無知なのである。今度調べなければ成らぬ。林商店では、例の店員、片山竜太郎が午後の日テレのテレビに放映されるという。帰宅後見たが、何の芸もなく終わった。私を、敵視する彼もそんなののかと見る。夕方、池田祥子先生と笠井一成氏が斎藤商店へきてくれる。二人は、頭脳明晰で私の資本主義を理解する。「見えざる手」からマックスウェイバーへ話は尽きなかった。